ぶらたぬき~2015.8-尾道そぞろ~

次の日は朝風呂に入る暇もなく移動。今治まで行ってバスでしまなみ海道。八朔大福を買ってきてくれという指令がどこからか。

因島大橋バス停で降車して行くのだが・・・・・・

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高低差は優に100mはあるだろうか。えっちらおっちら巨体を揺すって下っていく。

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看板が見えた。

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やってない。
徒労感が大汗となって吹き出した。これから100m上るのか・・・・・・全身スプリンクラーとかした巨大な生物がバスに乗りますよw

尾道に着く。まずは食事。んで歩いてここ。

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御袖天満宮。石段を転げ落ちる。小林聡美はこの頃から好きな女優だった。犬の散歩道らしく、そこここに踏み付け注意物がw。マナー・・・だなw

狭い尾道でもロケ地が離れているとタクシー移動になる。続いてここに。行き先を告げるとすぐわかるってことは来訪者が多いのか。

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西願寺。考えてみると尾美としのりは美味しいとこ持ってくなあ。

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腰掛けて自撮りしてみた。少しでも靖子さん気分で。

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西願寺から少し下って町並みを見下ろす。ぼんやりとした雲の中で、尾道の街が静かに映っていた。またゆっくり来よう。靖子さんに会いに。行かれなかった時をかける少女のロケ地に。

 

爪痕と強さ

2年前の1月だったか。仕事で石巻に出かけた。
まだ仙石線は全通しておらず、仙台から高速バスでの移動だった。
至る所に爪痕が残り、想像力に乏しい私でも、過酷さが想像できる。

市内に入り高速を降り、駅に着く。駅からはタクシーで移動するのだが、途中にあった町並みは所々抜け落ちて、建物の基礎だけになっている。
歩道橋には津波の高さが記され、川を渡る橋は仮に架けられている。川を渡るとポツポツと新しい住宅が建ち始めていたが、まだまだ荒涼としていた。

仕事の現場は休校中の中学校。津波で亡くなられた方々の安置所だった場所だ。
整備して再度学校に。住んでいる人がいるのだから、学校も必要。

校舎の壁の2階より上の高さに、泥がはねたようなラインがあった。津波はその高さまで来たそうだ。
現場作業はきわめて事務的に行う。 あくまで仕事であるし、器具の設計は寸法と状況がわかれば良い。 ゼネコンとの打ち合わせもそこそこに現場をあとにし、消防署に向かう。

消防署は簡素な作りだが、津波には持ちこたえたようだ。
設備等の打ち合わせはその消防によって差があり、そこの指導に従わなくてはならない。どうやらこのエリアは本部ではなく下部組織で審査をするようだ。本部でない場合、設備に対する知識が浅いことが多い。また、私が扱う器具は見たことがないという署員もいて、説明を懇切丁寧に繰り返し、ようやく解放される。

普段なら相手の勉強不足に(立場上知っていて当然なのだから)苛立ちがあることも多いが、このときは不思議とそんな感情はなかったのを覚えている。 消防署を出てふと、この界隈に、いつもたらこを通販で購入する店があったのを思い出して立ち寄ることを考える。数分の彷徨のあと店を見つけた。

店は改修中だったが商売を続けていた。ネット上では知っていたが、改めてみると感慨深い。何点か買って送ってもらう。店の方の笑顔がひときわ輝いていて、帰路あたたかい気持ちに包まれていた。

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