原価の話

どっかのまとめサイトで商品の原価について書いてあった。

なんかコンタクトレンズの原価がえらく安くて、ぼったくりだとか言う愚かなヤツがいたなあ。

原価ってさ、単体のものじゃないのよね。そこに係わる設備投資や、水道光熱費なんかも入るよね。だからモノ単体の原価を出しても意味が無いでしょう。
私の前職はメーカーだったんだが、バカな代理店がいてね、30万の製品は全部メーカーの儲けだと思っているの。頭悪いでしょ。

だからね、メーカー叩けば叩くほど安くなると思ってるの。ところが、そいつらが販売するときは仕入れ原価の倍で売るんだよ。

おまえら製品作ってみろって。なんでなんの苦労もしないヤツらの利益の方が多いんだよ。

でも、それが日本の縮図なのかなあ・・・・・・。

おかしな計算

納期に遅れないように製作するのは、製造者にとって当然のことで有り、そこを基本として契約が成立している。
契約納期に間に合うように製造工程を調整し、出荷する、または工事をする。
だが、納期以外の思惑や柵ができるとトラブルは発生する。

建築現場の場合、一定の設備がそろわないと役所の検査済が下りない。
検査済が下りなければ、建築物として認められないので、その先々の工程がすべて狂う。
開業日が決まってる場合などは死活問題で、建築業者は多額の違約金を支払わなければならなくなる。

ここで、製作の流れを確認しておくが、ある受注生産の設備があるとする。
監督官庁の指導で、その設備を建築物内に設置しなければならない。
建築業者は、当然建築予算に組み入れ管理する。設置をするに当たって、プロフェッショナルである業者に発注し、業者はメーカーに発注する。

日本の流通システムにあっては、専門業者とメーカーとの間に代理店というシステムが介在することが有り、中間マージンが発生する代わりに、メーカーは専門業者の経営の危機的な状況から回避できる。
代理店はそれなりの規模であるから、回収リスクは少ない。いわば保険がかかっている。

ただ、こういったシステムの場合「伝言ゲーム」になることは多々有り、どこで誰が間違えたとか、忘れるなどのミスが発生する。
また、建築業者のカテゴライズの関係で総合商社などに発注することがある。その場合は総合商社から専門業者に発注という流れになる。総合商社にしてみればグロス受注の一部でしかない。ここにまたミスの発生する要素が増えてしまう。

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