懐かしい声

見慣れない着信があって、誰だろうかとその番号に発信してみる。
電話の向こうで僕の名前を呼ぶ声。

名乗られるまでわからなかった。
よくこちらの番号がわかったね。
え、あ、教えてもらったんだ。そうかそうか。

話していくうちにお互いに涙声に。
こんなことがなかったら、この後も話す機会なんてなかったかもしれない。
きっかけになったことは悲しみの底にあることでも、こんな形の再会であっても
やっぱり声が聞けたこと、元気でいてくれたことが嬉しい。

今度会えるのはいつの日だろう。
昔のように笑って話せる日が訪れますように。
そしてみんなが元気でいられますように。

想いはつきない

亡くなった友人との思い出。

彼の勤務先の中にあった居酒屋。
1999年だったかな。
20人くらいの飲み会。

この店のゆずサワーは絶品。
馬路村のゆずだもん、そりゃあ旨いさ。
この連中、飲むのがすごく早い。
体の大きい人が多いからね。

いつしか注文は各自2杯ずつ。
「ゆずサワー40杯お願いします」

厨房が追いつくはずがない。
みんなゲラゲラ歓談しながら、ゆずサワーを待つ。
全員分1週目が渡るたびに乾杯!
そしてまたゲラゲラ。この繰り返し。
笑顔のオンパレード。もちろん彼の笑顔もそこにあった。

楽しかったな。今までで一番楽しかった宴会の一つ。

もっとゆっくり飲む機会があったら・・・と思う。
最初に体をこわされてから、あまり飲まれなくなったし。
あの、体中が笑顔のような友人ともう一度・・・・