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ランチパスポートが流行っている。500円でランチが食べられるのは魅力だ。飲食店は広告になるんだろうし、新規顧客は取り込めそうだし万々歳なのかと思いきや、どうもそうではないらしい。

私は、この企画は出版サイドから何らかの補填があるものだと思っていた。聞くところでは全くそういうものはないらしい。本を売らんがための、執拗な営業もあると聞いている。もちろん商売だから、そういうこともあるだろう。しかし、顔をしかめる店も少なくない。ランチパスポートを使用するにあたって、店側には何らかの制約を付けられることもしばしばだそうだ。

オペレーションの都合上、ランチパスポート用のメニューと通常メニューの両方が用意できない店は通常メニューを出さざるを得ない。通常メニューを普段から食べている顧客は、通常価格で支払いする。店側としては、通常メニューを食べる常連客は重要だろう。タイムシフトなどでも同様で、3分違いで価格差が発生したりする。そこも店の裁量だと言ってしまえばそれまでだが。

昼飯に「これがどうしても食べたい」という熱意を持った客の少ない店、言い換えれば大きなヒキがない中堅店は打撃だろうな。

ランチパスポートを使用される(する)ことのメリットデメリットを、店側はよく考えた方がいいと思う。突発的な混雑によるオペレーションの混乱や、常連客の敬遠などを考えると、あまり得策とは思えない。資本系の店ならまだしも、個人商店では大変なはず。

商売の法則で、タイムセールなどの安売りを始めると、最初は活性化につながるが、そのうちタイムセールの時しか客が来なくなる。そしてそういう客はさらに安売りをする店ができるとそっちに流れる。つまりハイエナの移動と変わらない。あとに残るのは、経済的な損失と大きな徒労感だ。ランチパスポートを使用する、そういう客層はその店の再訪はないと考えている。一定の宣伝料だと考えるなら、それも良しだが、明らかに常連客は敬遠する。つまりは、顧客を減らすことにつながる。

食べることが好きでSNSやらブログやらで情報発信と称して記事を書いてる連中が、嬉々として本を握りしめ、500円でランチを食い、レポートする記事を見ると虫酸が走るんだよね。いい大人が500円で一喜一憂するなよ。浅ましくてみっともないぜと。

もし、自分の好きな店がランチパスポート使用可だったとしても、私は絶対に使わない。お試し価格で食べられるのは有り難いかもしれないが、私は通常価格で食べたい。金はないけどね(苦笑)

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