間尺にあわない夜

先日、楽しい宴会の帰り。
どうしても朝一でやらなければならないことがあって、まだまだ盛り上がる会をあとにとぼとぼと終電で地元方面へ。
とは言っても、完全に地元まで帰る手段はなく、次善策として同方向の駅で降りてタクることにした。完全に同方向って訳ではないが、まあ、勝手知ったる地だし、その先の終点から帰ったことも幾度もあるし。

そいで、まあ、始発から終点だから、40分近く眠れる。今日はそんなに酔っ払ってないし、乗り過ごす心配もない。終点のアナウンスと人の動きで目覚め、一路タクシー乗り場へ。

タクシー乗り場は、酔客も多く、さながら小さなカオス状態。足早に向かい列に並ぶ。わっちの後方には、早くも10人以上。二人連れ、三人連れも目立つ。大声でわめく人やら何やら。「おれはあんな馬鹿とは違うんだよ」などと。君が馬鹿だとしか思えないが。

このエリアは個人タクシーが多い。タクシーはSuicaでと決めているので、個人タクシーは見送らざるを得ない。順番が回ってきたが4台続けて個人タクシー。後ろの人に順番を譲り、しばし待っていた。いったん車が途切れる。

やっときたタクシーはまたも個人。ため息。次の人に譲る、そのとき。
「君が馬鹿だとしか思えない」君がわっちに絡む。推定30代後半から40代前半。もちろん女連れ。

馬「さっきから何やってるんだよ、てめーは」
私「いえ、Suica使いたいんで、使える車を待ってますんで、どうぞお先に」
馬「てめーの勝手だろ、そんなの。乗れよ」
あんたに指図される筋合いはない。
私「(丁寧に)いえ、これですとSuica使えませんので」
馬「関係ねーんだよ、乗れよ」
ちょっとムカ。
私「いえ、ですから・・・・」
馬、わっちを殴ろうとする。止めに入る連れの女性。
女「いいから車乗ろうよ」
馬「気にいらねんだよ、何なんだよこいつは。乗らねえんなら後ろに並べよ!」
もう支離滅裂。これは戦闘してもいいんだろうが、明らかな馬鹿を相手にするのもアホらしい。
私「あ、わかりました。後ろに並び直します」
もちろん並ぶふりだけだが。連れの女性、馬鹿君を強引に車に引っ張っていく。

二人を乗せたタクシーが走り去る。後ろに並んでいた人がボソリと。
後「譲って絡まれたら間尺に合わないよねえ」
私「あ、すみません。お騒がせしまして」
後「いや、あなたは悪くないよ。全然」
タクシーがきた。またも個人。
私「ありがとうございます。そういうわけなのでお先にどうぞ」
後「あ、悪いねえ。どうもありがとう」

間尺には合わないが、このフォローでいくらか気分は戻った。
まったく、わっち、この方面の馬鹿とは相性が悪い。去年の事件も思い出しちゃったよ。まさか同一人物じゃないよな(苦笑)

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