たった一人のバカのために

日本の風土社会は性善説に則して、いろいろなものが決められたり、暗黙の了解があったりしているんだと思う。

新幹線の中で油をかぶるなんて、普通では想像できない。想像できないこと、それは人はそういうことはしないだろうと言う範疇から外れていることだからだ。テロなんてのは言外で、幼稚な知能しか持たない人間が、他人の迷惑を顧みずただの自己主張を通すためだけに起こす迷惑な行為だ。

巻き添えで亡くなられた方、負傷された方にはお気の毒としか申し上げられない。善意で成り立っている行動原則に対して、防御などが簡単に出来るわけがない。

昔、爆破テロがあった頃、駅のゴミ箱は撤去された。やっと復活したと思ったらオウムの事件でまた撤去された。そういう、悪用する人間が増えたので、何かイベントがある度、ゴミ箱は撤去される。

人はそういう所に爆弾を入れたり、薬物を入れたりしないという前提で置かれたゴミ箱を悪用するのは果たして、設置した側に油断があると括っていいものだろうか。

この先いろいろと危機管理など喧しくなることと思うが、新幹線の手荷物検査をするような世の中が来るのだろうか。電車に乗る度に金属探知機や何かを通らなくてはならなくなるのか。

たった一人のバカのために、余計な手間が増える。バカは死ななきゃ治らないと言うが、バカは治っても迷惑な手間は消えない。死ぬならご勝手にどうぞ。迷惑かけないで死んでください。

そんなことを考える雨の日。

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