にょ

元大関貴ノ浪が亡くなった。

大きな身体で、大きな取り口だった。

小兵力士に双差しになられても外四つのまま、起重機のように吊り上げたり、大型力士には珍しい足技、河津掛けを駆使したり。

あの若貴ブームの頃、間違いなくそこに彩りを添え、且つ主役になることもしばしばあった。

横綱にこそなれなかったが、大関陥落後も4年近く下位で相撲を取り続けた。

美男力士ではあったが、相撲人形にするにはやや足が長く、それがかえって現代の力士を象徴していた。

学士様と外国人ばかりになってしまった相撲界のなかで、異能という言葉がピッタリ嵌まる力士だった。

これからどんな弟子を育てるのか、相撲解説の楽しさを味わわせてくれるのか、まだまだこれからなのに。

残念でなりません。安らかにおやすみください。

コメントは停止中です。