たぬきのMusic Chronicle~第3回~CHAGE and ASKA

コッキーポップを中学時代に聞いていた。
当時はニューミュージックというジャンルが台頭し、昔のフォークがそう呼ばれ始めた頃で、ギターを持つかピアノをたたくかの違いはあるにせよ、自分で作った曲に、自分で詞をつけ、自分で唄うというスタイルにずいぶん憬れたものだ。

コッキーポップの影響で自分もギターを弾きたいと思い、自分の主張を世に問いたいと思い、そうやって中学から高校を過ごし、しょうもない曲を作っては唄っていた。

もちろん、他人の曲をコピーしたり、誰か仲間を呼んで一緒に唄ったり、それはそれで楽しかったし、そのミュージシャン、アーティストのファンになったりした。

そんなアーティストグループの一つにCHAGE and ASKA(当時はチャゲ&飛鳥)がある。

初めて聞いたのはポプコン本選会の歌声。ニューミュージックと言う語感とはほど遠く(笑)、まるで演歌のような唄いまわしと叙情的なアレンジに圧倒されたのを覚えている。

初期のワーナーパイオニア時代のフォーク演歌とも言うべき路線の中で出たヒット曲が「万里の河」なのだが、この頃の僕たちは、こういう曲はコピーしなかったなあ。なんか、こう、ダサい感じがして(笑)

アルバムに入っていた「荒野」「翼」「闇」「夏は過ぎて」なんてのをコピーしちゃ唄ってたんだよな。これが取り立ててかっこいいわけじゃないけどね。この辺は部活の先輩方の影響も多分にあったし。

この頃は、ポップな曲はCHAGE、重たい曲・シンプルで伸びのある曲を作るのはASKA という図式を頭の中で勝手に描いていて、必然的にギターを持って唄うのはAskaの曲ばかりになっていくのだが、まあ、あの音域はカバーできなかったな。

ポニーキャニオンに移籍して、初めて発表した曲が「モーニング・ムーン」。この頃からロック色を強めていくわけだが、この曲に関してはまだ演歌臭の漂うボーカルだった。

そのASKAのボーカルもだんだん垢抜けてきて、それと同時に曲作り、アレンジも洗練されてくるようになった。アイドルやアイドルグループに楽曲を提供するようになって、自分たちの曲もミディアムの流れが心地いい方向に走っていったような感じがするな。

大ヒットしたドラマの主題歌「SAY YES」や「YAH YAH YAH」など、1990~1993くらいまでの人気ぶりは凄まじく、「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」のパロディコーナーから派生してウンナンの二人が本家のコンサートに出演したり、Askaの物まねが流行ったりしたなあ。

この頃「日本のホール・アンド・オーツ」と呼ばれたりしてた記憶がある。二人のボーカルは、全く異なったメロディラインといっても過言ではない、いわばハーモニーではなく別の楽曲を歌っているかのようだが、それがしっかりと納まってしまう、独特の楽曲が多かった。

大ヒット連発後は不仲説や解散説が飛び交い、どうなることやらと気を揉んでいた時に見に行ったライブが、「CHAGE and ASKA CONCERT TOUR 2004 two-five」。武道館だったと思う。熱風コンサートをリメイクしたような内容に、懐かしさと感動を覚えた。あれからもう10年経つのか・・・

メロディメーカーとして、全く違う方向性の二人、センスの良さで言えば間違いなくCHAGE。ただ、CHAGEの楽曲で大ヒットは少ない。なぜなんだろう?結局の所、世間で求めるメロディラインはASKAの方に需要があると言うことなのか?CHAGEの楽曲を埋もれさせてしまうのは少々勿体ないと思う。

ASKA の事件のことはいいだろう。反省して、罪を償ってやり直せばいい。でも、音楽、楽曲に罪はない。だから、今でも聴きたいし唄いたい。

そんなわけで私の好きなチャゲアスBEST5。(今回は絞れなくてねぇ)

男と女
MとLの野球帽
MOON LIGHT BLUES
WALK
ひとり咲き

やっぱ旧い曲ばっかりだなぁ(笑)

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