笑わない目

再就職して初めての事務局長会議というのに参加した。
業界団体の事務局長が集結する会議で、それは一つの統括団体の下に11の業界団体があるという構図。

統括団体の事務局長は元特殊法人に勤務していた人が代々受け継ぎ、またその下部組織の局長もそういう傾向にある。
元特殊法人は現在民間法人であるが、いわゆる官側に近い民という団体で度々上部からの人事が流れてくる。

正直言えば半端なポジションだった人が、さらに半端なポジションに降りてくるわけで、そういう人ほど変な矜恃が高く、民間人なんか「ふん、なんだオマエは」的にあしらわれてしまう。

当然のことながら、年齢層は高く、私が最年少だ。
それらのことを総合的に加味すると、「この若造が、ワシらの業界で大きな顔するなんて、10年早えーんだよ」という声が耳の奥で聞こえるわけだ。

まあ、会議である。初っぱなだしおとなしくしている。淡々と進んでいく。
時折冗談も飛び交う。和やかな雰囲気だが、私は見てしまう。
冗談について笑っている人の9割は目が笑っていない。
愛想笑いというか、無機質な笑いというか。

結構怖いものがあるよね。それに、会話が時々一部しか知らない内容の業界話になるのだが、当事者同士で暗黙の了解があるのか、そこでも無機質な笑いが交わされている。

どうやら、私の現在の上司を、私が追い落としていると思っているらしい。それらしいことがちょっと聞こえたからね。

この業界団体の殆どは、会長は民間の社長だが、前述のように事務局長人事は上部の団体からのスライドが多い。会長と局長間には微妙な溝が有り、その民間の会長の引きで入った私などは、異分子でしかないのだ。官僚でもないのに、それらしき感覚でいるところの愚かしさに本人たちは気づいておらず、微妙な選民意識の上に成り立つプライド・・・いるんだよなあ、そういう人。

これから上手くやっていけるのかが、非常に大事なことなのだが、あまりプレッシャーでもないのも事実。目が笑わない、微妙な選民意識のある元半官の人たちを観察することを、ちっと楽しみにしますかねw